京セラ創業者の稲盛和夫氏。
稲盛和夫氏は言わずとも知れた日本を代表する経営者です。
稲盛和夫氏は日本航空の再建を成功させるなど、独特な経営管理手法はアメーバ経営と言われ、日本の経済発展に尽力されてきました。
また経営の他にも数多くの著書も出版されており、働き方や生き方について多くの名言も残されています。
この記事では稲盛和夫氏の名言をまとめています。
稲盛和夫の前向きになれる名言
気分が落ち込んだり、何をやっても上手く行かない時は誰にでもあることと思います。
そんな気分が沈んだり落込んだりした時に励まされる稲盛和夫氏の名言を集めてみました。
チャンスをつかむ人
素晴らしいチャンスは、ごく平凡な情景の中に隠れている。
それは、強烈な目標意識を持った人の目にしか映らないものだ。
by 稲盛和夫
「プラス方向の考え方」
仕事や人生を実り多きものにしてくれる、正しい考え方
- 常に前向きで、建設的であること
- みんなと一緒に仕事をしようと考える協調性を持っていること
- 明るい想いを抱いていること
- 肯定的であること
- 思いやりがあって、やさいいこと
- 真面目で、正直で、謙虚で、努力家であること
- 利己的ではなく、強欲ではないこと
- 「足るを知る」の心を持っていること
- そして、感謝の気持ちを持っていること
心は心を呼ぶ
確かに人の心ほど、はかなく移ろいやすく頼りのないものもありません。
しかし、世の中でこれくらい強固で重要なものもないのではなかろうかと思います。
歴史をひもといてみても、人の心の結びつきがもたらした偉大な業績は枚挙にいとまがありません。
また逆に、人心の荒廃が、集団の崩壊をもたらした例もわれわれは数多く知っています。
心は心を呼ぶということを忘れてはなりません。
by 稲盛和夫
誰にも負けない努力
いくら人並みの努力を続けても、みんなが等しく努力を重ねている中にあっては、ただ当たり前のことをしているだけです。
人並み以上の誰にも負けない努力を続けていかなければ、大きな成果など期待することはできないでしょう。
『誰にも負けない努力』とは『ここまでやったらいいのだ』といったように、ゴールがあるものではありません。
終点を設けず、先へ先へと設定されるゴールを果てしなく追いかけていく。
そんな無限に続く努力のことです。
by稲盛和夫
精進
誰しも恵まれた人生、幸運な人生を送りたいと考えている。
だが、いい人生というのは天から降ってくるものではなく、自分の心を磨くことによって得られる。
だからまずは、美しい心になるように日々努力することが大切だ。
心を磨くにあたって基本になるのが『勤勉』であり、仏教ではこれを『精進』と呼ぶ。
それは仕事に限らず、なにか一つのことに没頭したり、打ち込むことだ。
by稲盛和夫
足るを知る
膨れ上がる欲望を満たそうとしている限り、幸福感は得られません。
反省ある日々を送ることで、際限のない欲望を抑制し、今あることに『感謝』し、『誠実』に努力を重ねていくーそのような生き方の中でこそ、幸せを感じられるに違いない。
by稲盛和夫
悩みなき成長はない
『あいつは、かわいそうだ』ー。
人間というのは、周囲からこう言われるくらい不幸な境遇に、一度は置かれたほうがいいのかもしれません。
ちょうど冬の寒さが厳しければ厳しいほど、桜が美しい花を咲かせるのと同じように、悩みや苦しみを体験しなければ、人は大きく伸びないし、本当の幸福をつかむことができないのでしょう。
by稲盛和夫
「ありがとう」は全ての人を幸せにする魔法の言葉
稲盛和夫の仕事に関する名言
京セラや第二電電(現在のKDDI)を創業し、日本航空の再建も手掛けた経営の神様こと稲盛和夫氏。
稲盛和夫氏は「働き方」という著書も出版されており、働くことに関して人並み以上の強い気持ちをお持ちです。
「根っからの仕事人間」と言った感じですが、働らくことをとても大切にされてきました。
そんな稲盛和夫氏の仕事に関する名言を集めてみました。
仕事で行き詰ったときや、仕事で路頭に迷った時にこれらの言葉に触れることで少し前向きになれると思います。
天職
『天職』とは出会うものではなく、自らつくり出すものなのです。
by稲盛和夫
真剣だと知恵が出る
中途半端だと愚痴が出る
いい加減だといい訳ばかりになる
by稲盛和夫
仕事の中に喜びを感じる
人間が本当に心からの喜びを得られる対象は、仕事の中にこそある。
仕事をおろそかにして趣味や遊びの世界に喜びを見出そうとしても、一時的には楽しいかもしれないが、決して心から湧き上がるような喜びを味わうことはできないはずだ。
真面目に一所懸命仕事に打ち込み、つらさや苦しさを超えて何かを成し遂げたときの達成感。
それに代わる喜びはこの世にはない。
by稲盛和夫
修行
自分に与えられた仕事に、愚直に、真面目に、地道に、誠実に取り組み続けることで、自然と欲望を抑えることができます。
夢中になって仕事に打ち込むことにより、怒りを静め、愚痴を慎むこともできるのです。
また、そのように日々努めていくことで、自分の人間性も少しずつ向上させていくことができるのです。
その意味では、『働くこと』は、修行に似ています。
by稲盛和夫
仕事を好きになる
人間は、好きな仕事ならば、どんな苦労も厭わない。
そして、どんな苦労も厭わず、努力を続けることができれば、たいていのことは成功するはずだ。
つまり、自分の仕事を好きになるということー
この一事で人生は決まってしまうと言って過言ではない。
by稲盛和夫
不運なら運不運を忘れるほど仕事に熱中してみよ
by稲盛和夫
今の成果は過去の努力の結果であり、未来はこれからの努力で決まる
by稲盛和夫
瞬間瞬間、完全燃焼するとその点の連続が未来につながる
by稲盛和夫
成功する人とそうでない人は紙一重だ。
違いは粘り強さと忍耐力だ。
失敗する人は壁に行き当たった時に体裁のいい口実を見つけて努力をやめてしまう。
稲盛和夫の六つの精進
稲盛和夫氏は、心を磨く指針として「六つの精進」を大切にされてこられました。
稲盛和夫氏のような偉大な人でも常に心を磨く指針をお持ちでした。
いや、偉大な方だからこそ常に心を磨き続けてこられたのでしょう。
稲盛和夫氏が大切にしてきた「六つの精進」がこちら。
1・誰にも負けない努力をする
人よりも多く研鑽する。
また、それをひたむきに継続すること。
不平不満を言うひまがあったら、一センチでも前へ進み、向上するように努める。
2・謙虚にして驕らず
『謙は益を受く』という中国古典の一節のとおり、謙虚な心が幸福を呼び、魂を浄化させることにもつながっていく。
3・反省のある毎日を送る
日々の自分の行動や心のありようを点検して、自分のことだけを考えていないか、卑怯な振る舞いはないかなど、自省自戒して、改めるよう努める。
4・生きていることに感謝する
生きているだけで幸せだと考えて、どんな小さなことにも感謝する心を育てる。
5・善行、利他行を積む
『積善の家に余慶あり』。
善を行い、他を利する、思いやりある言動を心がける。
そのような善行を積んだ人にはよい報いがある。
6・感性的な悩みをしない
いつまでも不平を言ったり、しかたのない心配にとらわれたり、くよくよと悩んでいてはいけない。
そのためにも、後悔をしないくらい、全身全霊を傾けて取り組むことが大切である。
稲盛和夫氏の「六つの精進」は、、難しいことではなく誰にでも取り入れられることです。
しかし、誰にでも取り入れられることだからこそ、常に念頭に置き振り返り自分の中にしっかりと落とし込むことは凡人には難しいことなのかもしれません。
忘れないように紙に書いて、心を磨きたいを思います。
まとめ
稲盛和夫氏の名言を紹介しました。
気分が落ち込んだ時、物事に行き詰りを感じてしまった時や路頭に迷った時、稲盛和夫氏のこれらの名言で前向きになれたらと思います。
稲盛和夫氏の子供についてはこちらの記事に詳しく書かれています。